ヨーグルトの酸味とナンのあまじょっぱさが組み合わさる、素朴な生地のチーズナンです。
オーブンを使用することで全体が香ばしく仕上がり、チーズとの風味もマッチします。
こねるのに時間もかからず楽ですし、適当に作っても形になってくれるので便利なレシピです。
チーズ以外の材料を入れてもOK。
今回はオーブンで焼くレシピです。ぜひお試しください。
余裕があれば以下の記事を読んでから取り掛かると、失敗を抑えられると思います。
材料と分量の一覧
以下の材料と分量で、生地は400~410gぐらい。3~4人前できます。
〇材料A
・ヨーグルト 150ml
・オリーブオイル 大さじ2
・ドライイースト 小さじ1
・砂糖 30g
・塩 小さじ1/2
・強力粉 200g
・サラダ油 小さじ1
・打ち粉用の強力粉 適量
・シュレッドチーズ 好きなだけ
・バター 適量
加糖タイプのヨーグルトを使うときは、砂糖を10g減らしてください。
チーズナンの醍醐味はチーズだと思うので、あえてチーズの分量は書いていません。
お好きなだけ入れてください。
私は1枚の生地に60~90gぐらいを、食べたい気分にあわせて入れています。
レシピの工程
今回のレシピは生地を3つにわけて作ります。
レシピの5以降は生地128g、チーズ80gで作っていきますね。
1.材料Aをまぜる
ヨーグルトをお風呂の温度ぐらいまで温めておきます。
ドライイーストの発酵を促すためですね。
材料Aをボウルに入れ、砂糖・塩が溶けるまで混ぜます。
2.強力粉を入れてまぜる
1に強力粉を入れて混ぜます。
シリコンスパチュラ(ゴムベラ)で混ぜると、手に粉や生地がこびりつかず楽です。
全体がまとまったら、手でこねるようにして材料をなじませます。
生地が滑らかになって、オリーブオイルの塊などが目立たなくなるまでこねます。
5分ぐらい、10分もこねたら十分でしょう。
3.発酵したら空気を抜き、生地を分ける
2の生地にサラダ油小さじ1を塗ります。
発酵時に乾燥するのを防ぎ、生地をしっとりさせるためです。
なのでまんべんなく生地をコーティングできていれば、油の量は小さじ1より少なくてもOK。
ラップをかけて生地を発酵させます。
オーブンの発酵機能で30℃で30分、発酵させます。
発酵機能がなければ室温で発酵させましょう。
夏は室温でも30~40分。冬は1時間ぐらいです。
おわると生地が膨らんでいるので、軽く押しつぶして空気を抜きます。
本当に軽くで大丈夫です。
お好みのサイズに生地を切り分けます。今回は3等分にしました。
おかずの量にあわせて、2~4等分に切り分けます。
多めに食べたい方でも、2等分ぐらいがちょうどよいでしょう。
4.オーブンを250℃に予熱しておく
オーブンに天板を入れて予熱します。
お手持ちのオーブンが250℃出せないなら、出せる最大の火力で予熱しましょう。
予熱時間がかかることを見越して、早めに予熱をはじめておきます。
5.生地を伸ばしてチーズを包む
生地に打ち粉をします。
粉を軽くはたくぐらい少量でOK。
台とめん棒にくっつかず、生地のしっとり感がわかるぐらいが理想です。
生地を手のひらより大きいぐらいまでのばします。
端を薄めにしておくと、チーズを包みおわったあとの生地が均一になりやすいです。
軽く生地をのばしたら、チーズを包んでいきます。
好きなだけチーズを入れましょう。
ここでは80g入っています。
手に生地をのせて、餃子を包むみたいにして生地の口を閉じます。
生地の閉じた口を下にして、のばしていきます。
こちらはのばす前の生地です。
こちらはのばした後。
なかみのチーズの形が浮き出るぐらいのばすと、映える仕上がりになりますね。
思いっきりぎゅうぎゅうに押しすぎると、焼きあがりがペラペラになってしまいます。
軽く自然に押して、のばせるところまでのばします。
ナンの中に入った空気は追い出しておくと、焼く途中でナンが破けにくいです。
6.オーブンで4分~4分30秒焼く
予熱が終わったオーブンに生地を入れて、4分30秒にセットします。
予熱した温度が落ちないように素早く!
ときどき焼き色を見て、焦げないかどうか確認します。
焼き色がつきすぎるなら取り出してしまって大丈夫ですし、反対に焼き色がつかないなら余分に焼きましょう。
3等分した生地で、4分だとちょっと焼きたりない、4分30秒だとちょっと焼きすぎる感覚ですね。
今回焼いた生地は、4分20秒で焼きました。
こちらは焼きはじめです。
生地が膨らんできたら焼きあがりが近いです。
ぱんぱんに膨らんで怖いですが、ちょうどいい焼き色になるまで我慢・・・!
ちょっと焼き色がつきすぎたかな? 10秒引き上げるのが早くてもよかったですかね。
焼きあがりにバターを塗り、お好みで切り分けて完成です。
酸味が甘みとしょっぱさを引き立てる素朴なおいしさ
ヨーグルトが入ると、生地に酸味が入って甘みが引き立ちます。
また酸味と塩分があわさって、じゅわっと広がるようなうまみも。
正直チーズをたっぷり入れてあると、あんまり生地の味はわからないかもしれません。
断面はこんな感じ。
パンほどは生地が膨らんでいないことがわかります。
端までチーズたっぷり。
食感もふわふわではなく、やや水分のあるむっちりした感じです。
お店のナンは伸びるというか、もちもちしててちぎるのが大変ですが、それよりも全然ちぎりやすいですね。
その分だけあっさりしているので、意外にぺろりと食べられます。
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