Twitterやインスタで見たチーズナンを、自分も食べてみたい! と思ってお店へ行っても、イメージと違うチーズナンが出てくることは残念ながらあります。
ナンから滝のように流れ出るチーズ、しっかり焼けつつも白い見た目、などをイメージしてたのになんか違うなと。
写真通りのチーズナンが出てくるかどうかは、正直なところ運です。
そして有名店ほど、チーズナンに品質差が出やすいジレンマがあると思っています。
インド料理屋で働きつつ、いろいろなお店を見ていくうちに、そのように思い至るようになった理由を解説します。
そもそもなぜナンに品質差が出てしまうのか
ナンを担当する人が入れ替わると、品質差が生じる場合があります。
同じ質のチーズナンが出てこないのは、単に失敗してしまう以外にも、作り手自体が違うから差が出ることもあるのです。
週5で賄いのナンをいただいているのですが、誰が焼くかによって、誰が仕込むかによって焼きあがりも結構違ってきます。
ある人は薄くクリスピーに。ある人はふわふわもっちり食感と、大きさを両立させたり。
良くも悪くも個性が出るぶん、経験に差が出やすいのです。
有名店は休憩や休日でのキッチンスタッフの入れ替わりが多い
ではなぜ有名店だからこそ、この問題は生じてしまうのでしょうか。
それは休憩・休日が関係してきます。
有名で大型なお店ほど、年中無休で通し営業のお店が増えてきます。
このとき曜日や時間帯によっては、お店で一番上手にナン料理を作れる人がいないかもしれないのです。
メディアに露出したり、SNSで注目を集めたりするお店だからこそ「あのチーズナンと違う」現象が起きてしまうのですね。
さらにチェーン展開しているお店だったりすると、スタッフがスポットで別店舗に行くこともあるため、この曜日のこの時間なら絶対安心! というのも断言は難しい。
この点では調理メンバーが固定されている、個人経営に近い小さいお店なら、安定しておいしくてきれいなチーズナンをいただきやすいですね。
なので便宜的に有名店は品質差が出やすいといいましたが、正確にいい直すと「小さいお店を除く有名店」がナンの仕上がりを安定させずらい可能性があるといえます。
あえてピークタイムを狙ってお店に行こう
いままで散々、おいしくてきれいなチーズナンを食べられるかどうかは運次第、とお伝えしました。しかし確率をあげる方法がないわけではありません。
それはあえてピークタイムを狙うことです。
通し営業のお店でしか通用しない技ではあるので、ご留意ください。
要はキッチンの主力メンバーが休憩に入る前に、チーズナンを作ってもらう戦法です。
おすすめは開店直後ですかね。じっくり丁寧に調理してもらえます。
何も意識しないよりは、写真通りのチーズナンと出会える可能性をあげられるはず。
もちろん小さいお店と、通し営業のないお店ならピークタイムを狙う必要はありません。
小規模のお店ならキッチンメンバーは固定だし、通し営業がないならお店の休憩時間がスタッフの休憩時間になるので。
こういうお店だったら、むしろピークタイムを外して待ち時間を気にせず過ごすのがよいと思います。
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