チーズナンの仕上がりを左右する、のばす作業。
思いっきりぎゅうぎゅうにやりすぎるのも考え物です。
一番の問題は、見た目がペラペラになってしまうことですね。
生地が破けるリスクもありますし。
(端までチーズが行き届くので、それはそれでおいしいのですが。)
では仕上がりにどう影響していくのか、というのを写真つきで見ていきましょう。
力をかけすぎず、自然に生地がのびることを意識
最初に仕上がりの違いを見てみます。
1枚目が力をかけすぎずにのばしたチーズナン。
生地が128g、チーズ80gで作っています。
2枚目がぎゅうぎゅうにのばしたチーズナンです。
生地が132g、チーズ85gで作りました。
お皿が違うので見分けづらいかもしれませんが、2枚目のほうがペラいのがわかるかと思います。
断面でも比較してみましょう。
「じゃあどれぐらいのばせばいいの?」と疑問が浮かびますよね。
私はめん棒の重さに任せています。
大きいめん棒なので、ある程度重さがあり、コロコロするだけでもいい感じに生地がのびてくれるのです。
大きいめん棒なんてもってない! という方もいると思います。
むしろ大半がもっていないのでは。
というわけで、焼く前の生地の写真を用意したので参考にしてください。
生地とチーズの量がたいして変わらないのに、2枚目のほうが薄くのばされているのがわかります。
大きさはもちろん、影のつき具合でもわかるのではないでしょうか。
1枚目の生地も、のばそうと思えば2枚目ぐらいまでは余裕でのばせます。
生地の表面がなかみのチーズの形にボコボコしてきたな、と感じたら慎重に。
力を入れすぎないように、あくまでも自然に生地が広がるのを意識してください。
仮にのばしすぎたとしても、焼くのに影響はないので、そのまま焼いちゃいましょう。
以上が焼きあがりです。
やはりチーズナンは、味よりも見た目のインパクトに醍醐味があると思うので、作り慣れてきたらこだわってみてください。
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